「中で出すぞ」
低い囁きがわたしにトドメを刺した。
「ああぁ!いくぅ、いく…っぁああ!!」
「すごいな…うっ…」
利人さんの分身が脈打つのを感じながら、わたしは真っ白な世界に沈んだ。
「いつもワガママ言って、ごめんなさい」
わたしはベッドに腰かけている利人さんの背中に謝った。
「謝らなくていいんですよ」
利人さんはいつも優しく髪を撫でてくれる。
「私は千星お嬢様の願いなら、何でも叶えます」
わたしが初めて抱いて欲しいと言った時も、同じ言葉を聞いた。
「じゃあ、もっと、わたしのことを支配して」
「分かりました」
きっと、これからも寄り道は止められない。
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