「お嬢様の願いなら、何でも叶えます」2人だけの合言葉で豹変する送迎係の献身 (ページ 2)
「利人さん、今日は寄り道がしたい」
走りだした車の後部座席から、利人さんの横顔に話しかける。
「一昨日も寄り道されたばかりじゃないですか」
ルームミラー越しに、利人さんがチラリとわたしを見た。
切れ長の目に優しく叱られる。
「でも、したいの」
「分かりました。奥様にはお嬢様から連絡してくださいね」
「はぁい」
溜息交じりの返事をしてから、スマホでママに電話をかけた。
「ママ?今日は本屋さんに寄ってから帰る。うん。利人さんと。うん。あと、あのホテルのケーキバイキングも行ってきていい?うん。苺フェアのやつ。夕飯は食べる。はーい」
電話を切った瞬間、車内の空気が変わったのが分かる。
「利人さん、電話、終わりました」
「脚を座席の上で開いて、下着の上から触れ」
「はい…」
言われた通り脚を大きく開いて、下着の上から恥ずかしい場所を指で引っかいた。
微かな快感はもどかしいけれど、これから『される』ことを考えると微かな刺激が大きな期待へと繋がる。
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