同棲中の彼氏がホストが故に…ツンデレ彼女が彼氏のドSスイッチを押しちゃう夜
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同棲中の彼氏がホストが故に…ツンデレ彼女が彼氏のドSスイッチを押しちゃう夜 (ページ 1)
突然だった。
『アンタ、悠貴のなんなのよ!?』
午後6時前、家路につく私。
明るい茶髪の女性がツカツカとヒールを鳴らしてやってくる。
まだ10代なのではないだろうか。
似合わない派手すぎる化粧に体のラインを強調しすぎた洋服。
私の目の前にやってきて止まる。
避けようと歩き出そうにも、その睨み付ける視線から逃げ出せない。
「アンタ、悠貴のなんなのよ!?」
「……はい?」
パチンッ、頬を打たれる。
痛みより衝撃が大きくて立ち尽くす。
「彼女気取りなワケ?悠貴は渡さないから」
早口で吐き捨てると彼女は去っていく。
人波が少しざわめいて不信感を伴った視線が刺さる。
いやいや、聞きたいのはこっちだ。
何だ今のは、とにかく帰ろう。
私もまた沸々と怒りを抱えながら歩き始めた。
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