年下ホストにエレベーターで切なく獰猛な告白をされて…見えなかった両想い

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約する作家陣によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

年下ホストにエレベーターで切なく獰猛な告白をされて…見えなかった両想い (ページ 1)

一番は癒し、だと思う。

私がホストクラブに通う理由。

「リコちゃん、久しぶり」

「久しぶり。ボーナス入ったから来たよ」

「ありがとう」

担当のカイくんは、いわゆる弟系で笑顔が可愛い。

十歳近く年上の私を、ちゃん付けで呼ぶ感じは親戚の子みたいで親しみやすい。

仕事の愚痴をうんうん聞いてくれるし、面白い話もしてくれるし、ひたすら楽しいお酒が飲める。

私はいわゆる『友営』だから、変なスキンシップもなくて、癒しだけを味わえるのがいい。

「そろそろ、帰ろうかな」

「え、もう?」

あざとい上目使いに、一瞬、心が揺れたけど何とか持ち直した。

「今月は、もう一回くらい来るから」

「分かった。待ってるね」

きらきら輝く微笑み。

私みたいな地味な女には、眩しいくらい。

星を眺める気分で、会いにいくのが丁度いいんだと思う。

コメント (0)

コメントを書く