「お注射しておきましょうか」ドSな年上彼氏とお医者さんごっこ
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「お注射しておきましょうか」ドSな年上彼氏とお医者さんごっこ (ページ 1)
「瑠璃さん今日はどうされましたか?」
部屋に入るやいなや、私が大学で使っている実験用の白衣を纏った彼が問いかけてくる。
「え、環さんどうしたの?」
彼氏の環さんは私より5つ歳上の27歳。
優しくて格好良くて背が高くて仕事もできて、本当に王子様みたい。
普段はどちらかというとクールで大人な雰囲気の漂う環さんだが、何だか今日は違う様子。
「てか私の白衣勝手に引っ張り出さないでください。」
白衣を脱がそうとする手をそっと止められた。
「瑠璃は患者さん役やって。俺医者やるから。」
真顔で言う環さんがなんだか可愛くて、ついうなずいてしまった。
「で、瑠璃さん今日はどうされましたか?」
「え、えっと…お腹が痛くて…」
環さんに言われた通りの台詞を言うとふむふむと言いながらカルテを書くふりをする。
「触診しますのでそこのソファーに座ってください」
ソファーに座ると同時に環さんの手が服の中に滑り込み腰回りを撫でる。
「ちょっ!環さん!」
「環さんじゃなくて“先生”だろ?」
低く色っぽい声に、背筋にぞくぞくする感覚が走る。
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