昔の彼氏と6年ぶりに偶然再会!ケンカ別れしたわけでもない私たちの仲は、急接近していく・・・
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昔の彼氏と6年ぶりに偶然再会!ケンカ別れしたわけでもない私たちの仲は、急接近していく・・・ (ページ 1)
住民票を取りに区役所へ行った時、偶然にも昔の彼氏とバッタリ会った。
昔・・・何人前の彼氏だったかな・・・
ふと頭の中で今まで付き合ってきた彼氏の顔が浮かぶ。
向こうもびっくりした表情だったけど、お互い一人でいることが分かったからか、
磁石が引寄せられるように、近づいて
『久しぶり』
と声を掛け合っていた。
昔の彼氏・・・タケル君とは今まで付き合った人の中で最短で別れた彼氏だった。
でも、今思えば、若かったからかも。
お互いよくわからないうちにくっついて、よくわからないうちに別れた。
確か、高校卒業した頃の話。
『一瞬、わからなかったよ!びっくりしたぁ。』
私が高校を卒業して、タケル君は高校3年生に上がったばかりで私の1コ下の男の子だった。
まだ、成長期という感じで、伸びしろが期待値大という感じの男の子で、久しぶりに会ってびっくりしたのが、身長が凄く伸びていたこと。
もともとカッコ可愛い系の子だったけど、今ではイケメンに成長していた。
『瞳ちゃん・・・』
いまだに、この状況に戸惑っているような表情で固まっている。
『番号札・・・〇〇〇番の方・・・』
その時、アナウンスが流れ、
『あ、あたしだ!タケル君、またね!』
そう言うと、再会が一瞬にして終わった。
あまりに突然の出来事に、私の心臓はしばらくの間高鳴ったまま収まらなかった。
そして、そんな出来事があってから、3週間後・・・私たちは再び再会した。
同じ区役所内で。
話を聞いたら、タケルくんは、区役所職員になっていた。
どおりで、会うわけだ。と納得した。
『これから予定ある?』
タケル君が聞いてきたので、
『あたし、今無職だから、なーんにもないよ』
と言うと、ランチに誘ってきた。
あれから、何年経ったんだろう・・・と指折りながら数えていたら、タケル君が
『あれから、もう6年じゃない?』
と言ってきた。
『もしかして、〇〇区に引っ越してきた?』
と聞いてきたので、
『仕事も辞めて、彼氏とも別れて、心機一転のつもりで引越したんだよね』
『僕も〇〇区在住だよ。どの辺?』
ランチをしながら、大昔の彼氏とこうして話しているのが変な気分だった。
確かに、まだ若かったし、けんか別れをしたわけでもなく、なんとなく・・・自然消滅的な別れ方だったしね・・・
セックスもまともにしたことなかったしなぁ・・・
そう思うと、タケル君って、どんなセックスをするんだろう・・・
と話をしながら、不謹慎なことを想像していた自分が居た。
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