仕事後のスタッフルームで恋人に激しく求められ、さらにホテルではじっくり責められて…… (ページ 3)
「んんッ」
「美沙は少しMっ気でもあるのか?さっきはちょっとやりすぎたかと思ったけど……きつめの方が好きか?」
「Mっ気なんてありませんっ」
「試しに叩いてみる?」
笑みを含んだ声で言った修一に、美沙はお尻を撫でられた。
「や、やめてください……っ」
しないよ、と修一は笑った。
「叩くよりも、こうして触れる方が好きだな」
「……っ」
お尻を撫でていた修一の親指が、尻の割れ目に入り込んでいくのを感じ、美沙は息を飲んだ。
後ろの穴近くを軽く押されて、ゾクッとする。
快感とも気持ち悪さとも違う、奇妙な感じだった。
少し緊張してしまった時、思い出したように肉棒が動いた。
「んぅっ」
後ろの穴付近に修一の指を感じたままゆっくりと膣内を擦られた美沙は、緊張と快感で変な感覚になってきていた。
「あ、あぁ……いやぁ……」
支えていた腕から力が抜けてしまい、腰を高く上げたまま突っ伏した。
彼の指は危険なところから離れたが、美沙はそれに気づかないくらいに頭がぼーっとなってしまっていた。
グチュ……グチュ……ニチャ……と、もどかしいくらいのゆっくりしたペースに、たまらず美沙は修一を求める言葉を発した。
「修一さん、もっと……」
自分が思っていたよりもずっと甘えた声に羞恥し、言葉は途中で途切れた。
とはいえ、聞こえていないはずはないというのに、修一のペースに変化はなくじわじわと快感を送り込むような動きのままだ。
美沙から動こうにも、腰を掴まれていて思うようにできない。
自分はこんななのに彼は平気なのだろうかと確かめたいけれど、それも叶わない。
頭がおかしくなりそうなじれったさに対し、呼吸だけが熱く速くなっていく。
それにつれて、美沙の感覚は修一の肉棒に貫かれている秘部に集中していった。
「……何これ……あぁ……はぁ……」
全身が官能に火照っていき、美沙はシーツをきつく握りしめる。
修一の熱い息遣いも体温も、すべてが伝わってくる感じがした。
「ねえ、私のこと、感じてくれてますか……? 私は、修一さんのこと、いつもよりずっと……ずっと近くに、感じてます……あぁ、どうしよう」
美沙は、うわ言のように気持ちを吐露した。
先ほどから秘部が痙攣し続けている気がしてならない。
肉棒が押し付けられるたびに、経験したこともないような絶頂に近づいていると感じた。
じっくりと美沙のナカを奥まで味わうような修一の動きに、とうとう絶頂へと導かれた。
「あっ、あっ、アァァァァッ」
芯までしびれるような気が狂いそうな長い絶頂に、美沙は小刻みに震えた。
甘く甲高い声が部屋に響く。
修一の熱を受け止めると、さらに快感に飲み込まれていった。
*****
温かいものと安心する匂いで、美沙の意識が浮上する。
「あ……私……」
「起きた?気絶しちゃって焦ったよ。かくいう俺もしばらくぼーっとしてたんだけど」
「気絶……うわぁ」
二度目の『まさか』に、美沙はただ驚くしかなかった。
修一は苦笑していた。
「今度の定休日、出掛けないか?美沙の行きたいとこ行こう」
「じゃあ、東京タワーに行きましょう。実は、まだ行ったことないんです。スカイツリーはあるんですけど」
「いいよ、行こう。俺は東京タワーは久しぶりだな」
次のデートの話に美沙は楽しくなり、にっこりするのだった。
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