後輩からもらってしまった大人のオモチャが彼に見つかり、優しい彼が豹変…!?

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後輩からもらってしまった大人のオモチャが彼に見つかり、優しい彼が豹変…!? (ページ 1)

美容師という仕事柄、今日もパンパンになった足を引きずりながら帰宅し、何よりも先にお風呂に入る幸せを噛みしめる。

いつも先に帰宅して食事とお風呂を用意してくれる彼のおかげだ。

リビングへ戻ると、彼はソファーでスマホをいじっていた。

「お風呂ありがとー。あったかいお風呂ってしあわせ~」

そう言うと彼…一樹はスマホから顔を上げて優しく笑う。

そのままいつものように隣に座って、だるさを感じる両足を優しくマッサージしてくれる。

本当に…私にはもったいないような、優しい自慢の彼氏だ。

いつもこのまま少し仮眠をとってしまうのは、仕方ないことだと思う。

なんて…甘えきってしまう、私の弱いところだ。

今日も癒されてウトウトしながらも、ダメだ、と言い聞かせる。

今日は聞かなくてはいけないことがあるのだ。

「ねぇ、あのさ…一樹、大人の、オモチャって興味ある………?」

『……なに?急にどうしたの?誘ってる?』

「いや…な、なんでもないよ」

『ふーん?変な咲季。でも、ごめんね、明日早いしそろそろ寝ないとやばいんだ。咲季も早く寝なよ?』

「うん、ありがと。おやすみ」

軽く触れるだけのキスをして一樹は寝室へ入っていった。

「…はぁ。どうしよ」

帰宅してこっそり戸棚に隠した紙袋を思い浮かべてため息をつく。

そこにはオトナなオモチャが入っていた。

自称、肉食系女子な後輩に、もうすぐ彼との三年目の記念日という話をしたら、マンネリしてきた頃ですよねっ!とか言って無理やり持たされてしまったのだ。

もともと、そんなに肉食系ではない彼だから、抵抗があるかもしれないし、嫌われたくないし…。

しばらくこの話はしないことにした。

そんなある週末。

珍しく休みが重なり、ゆっくりと家で映画を観ながらお酒も飲んでいた。

久しぶりの甘い雰囲気。

寄り添いながらゆっくりと口付ける。

お揃いのルームウェアの肌触りと、アルコールで少し高くなったお互いの体温が心地よくてうっとりしていたら、

『寝室、いこ?』

「ん……きゃっ?」

と、珍しく積極的な一樹にお姫様抱っこで寝室に運ばれる。

優しくベッドに下ろされると、いきなり一樹が電気をつけた。

「えっ、まぶし……!」

明るいところで脱ぐことに抵抗のある私のために、いつもは薄暗くしてくれるのに…。

なんだかいつもと違う…?

ニヤニヤしながら、

『ねぇ咲季、この間言ってたのって、これのこと?昨日探し物してて、見つけちゃった!』

と言って私の目の前に出したのは、例の後輩からもらった……。

ピンク色の楕円の、ローター。

『オモチャで、シたかったの?』

と耳元でささやく声に思わずゾクッと反応してしまう。

「そんな、こと……」

なんだかいつもと違う一樹にドキドキしてしまうのに唇は裏腹なことを言ってしまう。

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