寝ぼけて彼氏と卑猥なメッセージを交換し、やって来た彼に焦らされイキっぱなしにされ

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寝ぼけて彼氏と卑猥なメッセージを交換し、やって来た彼に焦らされイキっぱなしにされ (ページ 1)

「!」

いきなり耳元で大きな音が鳴って、私は微睡みから目覚めた。

風呂上がりにいつの間にかローテーブルに突っ伏して眠ってしまっていたらしく、目の前に通信アプリのトーク画面が開いたままのスマートフォンがあった。

またピンッと音が響いて、私は欠伸を零しながら画面を覗き込み、ぎょっとする。

通信相手は恋人の翔で、どうやら寝ぼけたままメッセージを送っていたらしく、短時間で何度もやりとりがあった。

問題はその内容で、途中までは仕事が忙しくて会えない気持ちを話し合っていたはずなのに、気が付いたら次にやりたいプレイがつらつらと並べられていた。

翔のやりたいことは素股と緊縛、私は両手首を掴まれたまま壁に押しつけられてめちゃくちゃに抱かれたい、と赤裸々な告白をしている。

呆然と読んでいる間に記憶が戻ってきた――寝ぼけていたせいで、夢の中だと思ってこれらの言葉を送信した覚えがあった。

「嘘……」

思わずぼそっと漏らし、私は最後のメッセージを見て、息を詰める。

『ドアを開けて』

「!」

先ほどまで心地よい微睡みの中にいたはずなのに、心臓が軋むように高鳴った。

翔が来ている。

ずっと会えなかった彼氏が。

立ち上がりながらすばやく髪に巻いたままのバスタオルを外し、パジャマを着た自分の身体を見下ろして、色気のないスポーツブラが気になったものの、着替えている時間はなかった。

ワンルームのアパートは広くはない。

玄関までそろっと歩み寄り、興奮に震える指で鍵を開けてチェーンを外した途端、勢いよくドアが開いた。

「凜」

「ちょ、翔――」

「今までも積極的な凜は最高だと思ってたけど、今回はホント、俺、我慢できない……!」

「待って!ちょ、ここじゃ、翔、ダメ、だから……!」

手に握り締めたままだったスマートフォンがあっという間に飛んでいく。

抱き付く翔を宥めながらどうにかドアを閉めて鍵を掛け、音の漏れにくい部屋の方にもつれ込むなり、熱い手が胸を鷲掴みにしてきつく押し揉んだ。

「あぁ、翔……っ、ン、痛い……!」

「ごめん、でも、……さっきからずっと、この胸、吸い、たかった……。あぁ、もう尖っちゃってて、本当に可愛い……!」

「……!っ」

パジャマをまくり上げ、切羽詰まった声を漏らした翔がブラを押し上げ、乳首に吸い付いた。

すぐさま歯でやんわりと噛まれ、つま先まで走った衝撃に身体がぶるっと震える。

ちゅっと音を立てて吸われ、ざらつく舌で乳頭を舐められるだけで首の後ろが熱くなって脚から力が抜けていった。

「ダメ、翔、……ぁ、ゃ、吸わない、で、……ぁ、私、ほんと、胸、胸弱い、から……、ぁ、アッ」

「知ってるよ、凜。あぁ、もうすっごい蕩けた顔、してる。でも今日は、凜の望みを全部、叶えてあげるから。手首を掴まれたまま、奥までゴツゴツ突いてほしい、んだろう?」

「――!」

恥ずかしさに身体が固まった。

翔は顔を見ながらするのが好きで、これまで何度かセックストイを使ったことがあっても、後ろから抱かれたことはなかった。

めちゃくちゃに追い立てられて激しく愛されたい――その想像をこんな形で披露することになるなんて、風呂に入る前の私は想像もしていなかった。

翔は真っ赤になった私を見て嬉しそうに笑った。

さり気なく私を壁に押しつけ、覆い被さる。

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