旦那様に甘く意地悪に染め上げられていく私の全て (ページ 2)

ローブの合わせ目に、その手が入り込むまでは。

「あっ…」

「だって、マリアの顔が見たかったから」

ローブの下には何も身に付けていない。

前を開かれてしまえば、あっという間に素肌を露わにされるだけ。

でも旦那様は、他の場所にはまだ触れて下さらない。

「肌、きもちーね」

「んっ…」

脇腹を直に撫でられる。

時折、指先でつうっとなぞられる。

「どうしたの?モジモジしちゃって」

「いえ…なにも」

エッチな気分になってきた、なんて

自分から告げるのは、やっぱり恥ずかしい。

手は脇腹からお腹に。

そして円を描くようにして下腹部を撫でる。

いつか、私と旦那様の赤ちゃんが出来る場所を。

「目がトロンってしてる」

肩越しに、ちゅっちゅっと、唇同士を重ねる。

合間に、旦那様のにんまりとした笑み。

「エッチなことしてほしいって、顔に書いてあるよ」

「だって…」

「だって?」

下腹部を撫でる手は、両脚の付け根に入りかけても、先には進んでくれない。

じわじわとした快感に、恥ずかしいなんて、強がっていられなくなる。

コメント (0)

コメントを書く