「そうやって俺に溺れろよ」休日の幸せな朝に突然シーツに縫い付けられて… (ページ 7)

「絢…っ」

苦しげに私の名を呼ぶ、それだけで愛しさが込み上げる

私はこの人をどうしようもなく愛している

ぐっと抱き寄せられたと思ったら、くるりと体勢が変わって私が上に乗るような形になる

腰を掴まれてゆるゆると動き始める

「んっふ…悠聖」

気持ちいよくて、蕩けるような

激しくはない、けれど本当に溶けて混ざり合ってしまいそうな、そんな時間

「絢…愛してる」

…こんな風に真っ直ぐ悠聖に言われるなんていつ以来だろう

まぁ…言わせたことはあるけど

ああ、どうしよう。

カッコいい、好き、私も大好き、そう伝えたいのに

ガンガンと突き立てたてられて、もう言葉なんて出ない

小さく喘ぎ声が漏れるだけ

溜め息のような悠聖の荒い吐息が聞こえる

「んんっ…はぁっ」

私は与えられる刺激にただただ溺れるだけで、声にならない声で彼の名を呼ぶ

「悠聖…!」

身体に電流が走ったようにしなって、彼の逞しい体にもたれかかった

目の前が真っ白に染まって、少しぼうっとしている

でも彼の欲が中に吐き出されたらしく、未だ身体の内側が熱い

互いの汗で肌が湿っているのを感じる

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