「そうやって俺に溺れろよ」休日の幸せな朝に突然シーツに縫い付けられて… (ページ 2)

「ど、どしたの?」

そう控え目に吐き出せば、開いた口を塞ぐようにキスの嵐

「ん…ふぅ、悠聖っ」

やっぱり状況が理解できなくて彼の名前を途切れ途切れ呼ぶけれど、止まない行為

手で抵抗しようにもしっかり両の手首は押さえつけられている

足も絡めるようにして動きを封じられている

じたばたとすれば押さえ込むように胸元に手が這う

呼吸が苦しくなって漸く離された唇にツーと銀の糸が繋がって切れる

「はぁっ…はぁ」

息を荒げる私とは対照に余裕そうな悠聖

一体何があったというのか

いつも不器用なりに優しいのに

そう文句を心の内で唱えつつ、嫌じゃない自分もいて

そんな私の心中を見透かしたように彼は言う

「たまにはアリだろ?」

「え…?」

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