「あいな、好きよ」
「あ…はい」
「ケーキは好き?」
「もちろん」
「なら私にしなさいよ」
新さんは私の左手を掴むと、薬指にキスをする。
「ここのホテル、私が社長やってるの」
「はぁ?!」
「ケーキも食べ放題よ?どう?」
うそ、こんなイケメンでそんなハイスペック…。
まぁオネエなのが難点だけど、
「今までこうやって色んな子を食べてきたけど、貴方程カラダの相性も顔も食べっぷりも好みの子はいなかったわ」
新さんはそう言うと、また私を押し倒した。
え、うそ、さっきしたばっかりなのに
「逃がさないわよ、あいな」
「う、うそでしょーー!!」
いや、逃げられないの間違いでしょ?!
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