帰りの満員電車でまさかの痴漢被害に?!恐怖と羞恥と快感が… (ページ 3)
「こっちにも手を出してイイですよね」
男は言うな否やパンツの上から割れ目に触れていた。
「ベルト、緩めますよ」
この場でベルトを緩められてしまえば周囲に気付かれてしまう。車内で金属音など怪しすぎる!
けれども男は、私の気持ちなんてお構いなしに慣れた手つきでベルトを緩めてしまった。
もしかしたら周りの人に気付かれてしまったかもしれない……などと考えるだけで顔から火が出る思いだ。
「それじゃ、失礼しまーす」
男は軽口を叩きながら、パンツに手を侵入させショーツの外側から秘部をゆっくりと撫ではじめた。
「あっれー、湿ってるじゃないですか。ほんと胸弱いんですねぇ」
初めて人から与えられる感覚と、周囲に知られてしまったであろう可能性に下手な抵抗は考えられなかった。
「つか湿ってるどころじゃないなー、これ。最早洪水じゃないですか。下着もびちょびちょだし」
ただ流れに身を任せて、男に委ねることだけ。
「いいんですか? 抵抗しなくて」
そういいながらも撫でる手は一切緩めない。
ショーツ越しだったはずの男らしくも細い指は、いつしか内側に侵入を図ろうとしていた。
素肌に触れる人の感触にふっと全身が強張ってしまう。
「怖がらなくていいんすよ? オレに任せてくださいって、よしえセンパイ」
「──先輩って…?」
私の声など届いていないのか、彼は驚くべき行動に出た。
「指、入れちゃうっすからね」
割って入ってくる指先を強く締め付けてしまう。
未開の場所へと伸ばされた指の侵入を容易く許すはずはなく、無意識の内に体は力み強く吊革を握り締めていた。
「大丈夫。怖くない、怖くないです。よしえセンパイはもうオレのこと、気付いてますもんね?」
優しく声をかけながらも、迷いなく秘部に指を突っ込んでくる男の正体を私は確かに知っている。
「それにほら、センパイの愛液で指の滑りがめちゃくちゃイイっすよ。聞こえませんか? ぐちゃぐちゃ…ぐちゅって……あはっ、でも周りの人にも聞こえてたりして」
肉壁に沿うように這う指先。
異物感が凄まじいものの1本の指がゆっくりと出し入れされる感覚が、少しずつではあるけれど気持ちイイとすら感じてしまう。
「ねぇ、よしえセンパイ。オレの指、加えこんで離さないっすね」
体中の力が抜けていくみたいだった。
「2本目もイケちゃいそうっすか?」
電車内に居ることを忘れてしまいそうなほど、彼の愛撫が心地いい。
2本目の指を入れられても、最早痛みも恐怖もなくただ快感しかなかった。
快楽の波に攫われて立っていられそうにもない。
「オレに躰を委ねてもらって構わないっすよ」
吊革を握るわけでもなく、ただ指をそえているだけの状態。
大きく電車が揺れたら今にも倒れてしまいそうなほど、今の私は躰のバランスを取ることが難しかった。
守くんから与えられる快感にもう何も──。
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