常連客の会社員にパート帰りに待ち伏せされて…開放される未知の自分
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常連客の会社員にパート帰りに待ち伏せされて…開放される未知の自分 (ページ 1)
まさか、自分がこんな事になるなんて思ってもいませんでした。
夫婦仲が悪いと言う訳ではありません。
しかし、夫から夜の誘いを受ける事は確実に減っていました。
それが理由とは言いませんが、時給が良いと言う理由で夜のスーパーへパートに出たのがこの事の始まりでした。
「いつもありがとうございます。」
良く夜に買い物によるサラリーマンが私のレジで会計を済ませていました。
買い物はいつも二人分、きっと奥さんの分も買っているのだろうと予測しました。
買い物をして帰って来てくれる夫という姿は私にとって羨ましい存在に映っていました。
そして、ある日仕事を終えて帰ろうとした時に前に止まっていた車のエンジンがかかってライトが灯いたのです。
「良かったら、送って行きますよ。」
あの人でした。
本当ならそんな事で知らない男性の車に乗るなんて事はしないのですが、その時は素直に従っていました。
きっと、奥さんの分まで買い物をする優しい夫というものを自分も感じてみたかったのかも知れません。
「僕は、タツヤって言います。」
「・・・。」
「嫌なら、名前・・・言わなくていいですよ。」
「真美・・・。」
「真美さんですか。」
こんな会話が続いたのは彼の運転する車が道沿いのホテルへ入る迄の僅かな時間だったと思います。
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