お酒に酔った彼女が艶っぽくえっちに誘って来るから… (ページ 4)
こっちは酔いが醒めたら後悔するだろうと思って、我慢していたというのに。
…もう知らねぇ。
「んうぅ…」
求められた唇を離すことなく、そのまま口づけを深く続けてやる。
甘いアルコールの独特な匂いが香るがもう気にしない。
されるがままな熱い舌を絡めて、歯列をなぞって。
絢は早くも息が苦しいらしく両目に涙をうっすら浮かべている。
自分から求めてきた癖にこういう初心な反応をするから余計に愛しい。
けれど流石に酸素の限界かと口を離すと、はぁはぁと息を切らしている、にもかかわらず頬はゆるみ嬉しそうだ。
酒を飲むと性欲がどうのというのはあながち間違いでもないらしい。
ほんと、こんな風に酔っているのが俺の目の前でよかった。
そんなことを片隅に思っていると、ふにゃんとした表情のままの絢が俺を見つめていた。
そのまま体温の高い肌に触れてシャツをまくり上げて胸元を露にする。
部屋着でいたせいかブラは着けておらず、シャツをめくれば女性らしい白い肌が目に飛び込んでくる。
形のよい柔らかな胸を片手で揉みながら胸元に、首筋に、と順番に舌を這わす。
甘い吐息が上から降ってくる。
抵抗はなく、やけに早い鼓動が聞こえた。
そんなのアルコールのせいだと分かっているのに。
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