突然の遠距離恋愛宣言に涙する私に彼は…切なくも甘い約束【後】 (ページ 5)

「っ・・・ごめっ・・・吐いていいよ」

「んぅ・・・!!」

―コクッ

生臭い、苦い味に美緒は眉を潜めたが全てそれを飲み込む。

拓也はギョッと目を見開いた。

いつもなら吐き出すはずだ。

意外な出来事に拓也は焦った。

「ちょっ・・・何で飲んだんだよっ・・・?!きたな―」

「―だって!!こうすれば・・・拓也と1つになれる・・・気がしたからっ・・・」

美緒は拓也の声を遮る。

「美緒っ・・・」

拓也は今にも泣きそうな目をして小さく震える美緒をソッと抱きしめた。

「そんな顔しないで」

「―っ・・・」

ポロポロと美緒の涙が頬を滑った。

やはり、拓也がいなくなるということがどうしても頭に焼き付いて離れないのだ。

「・・・泣き虫、美緒」

「えっ・・・ひゃっ!?」

拓也は一気に美緒をベットに押し倒した。

そして、美緒に自分のモノを当てがいそのまま一気に貫いた。

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