「綺麗に飾り付けてやるよ」フリルのレースで縛られ翻弄される放課後の家庭科室 (ページ 4)

吉村先生の手、大きい…。

男の人の手だ…。

「フリルの仮縫いは…って、お前、聞いてる?」

ぱくっ

「ひゃんっ」

「耳、赤くなってんぞ(笑)」

「だ、だからって耳噛むなんてっ…」

「お前、女子校だからって男に免疫ないんだろ。それに加えて、こんなに不器用だったら嫁の貰い手ないだろーなー」

からかいながら言う先生に、

「いいもん、家庭科の成績が良い旦那様を見つけるしっ。それに私はこれみたいに可愛いフリルが付いたウェディングドレスを着るんですー!」

と、また膨れっ面で反抗的に言った。

「ふーん、なら今から俺が簡単なウェディングドレス作ってやろーか?」

「えっ?」

意外な言葉と期待に私の目は少し輝いていてらしい。

「お前、本当、騙されやすくて心配。そこが可愛いんだけどな。ま、騙すつもりもねーけど」

先生の声は小さすぎて聞き取れなかった。

「あっ、やっ、恥ずかし…いです…」

「正確に採寸するのは基本だって授業でも教えただろ?ほら、手をどけて真っ直ぐ立てよ」

いつの間にやら、私は下着姿にされていた。

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