「もう無理だよ」禁止令を出していた先輩に図書室の蔵書保管室で求められちゃう (ページ 8)

「理乃のお尻…俺のせーし、かかってる」

お尻をさすさすと撫でる、その手付きは優しい。

「ねえ、一樹先輩」

「なあに?」

「私も、先輩の顔、見たい」

すぐに「いいよ」という返事がもらえると思っていた。

なのに、

「んー、あと少し待って」

「え?」

「理乃のお尻、エロくて、もうちょっと見てたい」

私のお尻…たった今、先輩の精子が掛かったばかりの…。

「こ、困ります!早く拭いて下さい!」

「えー、だってさあ」

「ずっとこの体勢でいろって言うんですか?」

「いいじゃん。スカートめくって、せーえきのかかったお尻出して、すっごいやらしいよ」

「一樹先輩!」

振り返れば、にんまりとした先輩の表情。

「そんな恰好で睨まれても、余計腰にクるだけなんだけどなあ」

言われたことに、また慌てて前を向く。

ティッシュでお尻を拭きながら、「今のは本気だよ」と言って先輩は笑った。

-FIN-

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