俺たちは理想のセックスフレンド。今夜も欲望に任せて貪りあう。なのに今夜は違った。 (ページ 2)

「充輝…イッちゃう…」

「またイクの?本当に淫乱だね。何度でもイッていいよ」

 由良は俺にしがみついて、あそこをひくひくと痙攣させた。

 彼女の体から力が抜けて、ぐったりとする。

 俺はまだまだ感じ足りないけれど、由良に無理をさせないよう、1度引き抜く。

 由良の体をそっとひっくり返し、お尻の割れ目に指を忍び込ませる。

「今日は…久し振りにこっちでしたいな…」

 俺たちの関係が始まった10か月前、由良はアナルプレイなど絶対にいやだと言った。

 そんなアブノーマルな趣味はないと―。

 でも、バイブ責めの時と同じように、甘い言葉をかけて誘ったら、それが思ったよりもよかったらしい。

 今でも積極的ではないけれど、俺がしたいと言えば、拒むことはなくなった。

 由良にとっての俺は、決して乱暴な男ではない。

 セックスフレンドであっても、お互いに相手を思いやって、いやがられることは絶対にしない。

 それが俺たちのルールだった。

「ちょっとだけ待って…」

 絶頂の余韻が抜けない由良を、しばらく眺めて待つ。

 そんな彼女の姿も、俺は好きだった。

 10分ほど経ったか、由良は体を起こした。

 そして、アナル責めがしやすいよう、四つん這いになってお尻を向けてくれる。

 俺は、ローションをたっぷりと手に取る。

 焦らすように、感じさせるように…ゆっくりと、その穴にローションを塗り込めてゆく。

 最初のうちは、慣れないせいできつかったけれど、今ではほんの少し指でいじれば、由良のアナルはすぐに開く。

 俺の人差し指が根元まで入るほど緩んだ頃、指を左右に回転させながら言う。

「おもちゃ…入れるよ」

 アナルで感じさせようと思ったら、前戯が大事だ。

 細長いバイブを手に取り、ゆっくりと挿入していく。

「あっ…あぁ…っ!」

「おもちゃを入れただけで、こんなに感じるようになったんだね。あんなにいやがってたのが、嘘みたいじゃない」

 俺は、おもちゃのスイッチを入れる。

 スイッチ式のバイブも悪くないけれど、リモコン式のこいつが、俺のお気に入りだ。

 リモコンで振動の強弱を付けて、由良を操っているような感覚になれた。

 そのくらい、彼女は感じやすい。

 しばらくその姿を楽しませてもらうと、俺はアナルバイブをそっと引き抜いた。

 そして、あそこに指を2本突っ込む。

 由良のそこは、先ほどよりも緩んで、とろとろと心地よく俺の指に絡み付く。

 ここに挿入すれば、どれほどの快感だろうか…。

「由良…入れるよ」

「充輝…早く、早く来て…ぇ…」

 俺は遠慮なく、思い切り奥まで突っ込んだ。

 由良の中は驚くほど熱を帯びて、とろけ切っていた。

 その熱が、俺を余計に興奮させる。

「もっと…ぉ…もっと激しく突いて…」

 その言葉で、俺は遠慮なく腰を使う。

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