フラレた勢いで行った合コン。持ち帰られる寸前に現れたのは… (ページ 3)

「…?」

目の前がぼんやりして、よくわかんない…。

「シン、おせぇよ…」

シン…?

「俺今からこの子と消えるから」

私を抱き抱える男の声が聞こえる。

「…わりぃ…コイツ、俺の知り合いだから…」

何…?

何が起こってるの…?

…。

意識が徐々に遠のいていく。

「…ん」

気付くと私はふかふかのベッドに横になっていた。

「気付いた?ハヅキは酒弱いんだから気を付けろよ」

なんで…なんで。

「シン…」

そこには夢にまでみた人の姿があった。

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