図書館で見かけるあの人が、元カレと鉢合わせそうになるから… (ページ 4)

……

「なんだ、いねぇのか」

そう呟き、彼は去っていった。

唇がそっと離れると、潤んだ瞳で彼女が僕を見上げる。

その表情はなぜキスしたの?

そう聞いていた。

僕はそれに答えず、再び彼女の唇に自分の唇を重ねた。

薄っすらと開いたその唇から口内へ侵入し、舌を絡め合う。

「んんっ…あっ…ん」

可愛い喘ぎ声に理性がぶっとんだ。

本棚の角へ彼女を押しやり、首筋を舐めた。

「ひゃん!」

身をよじる彼女の腰を抱きしめ、彼女のあちこちを攻める。

その度に、

「あっ!」と反応を見せる彼女。

嫌がる素振りはない。

ただただ僕の愛撫に応えてくれていた。

し…んと静まり返った図書館に、

2人の息遣いだけが聞こえる。

「はぁっ…はぁっ…」

僕は彼女のノースリーブのブラウスに手をかけた。

すると、その手を制される。

やっぱり駄目か…。

落胆していると、

なんと、上から一つずつ、彼女がボタンを外し始めたのだ。

そのもどかしい作業を見ていると、だんだんと興奮が高まっていく。

早く彼女の素肌に触れたい。

それだけだった。

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