「上手くできたら後でたくさん可愛がってやるからな…」大人の男に教わるホシイ時の誘い方 (ページ 4)
唇を離し、月島に見つめられると佐藤は抱き上げられてベッドに降ろされた。
熱に犯された眼差しを向けて佐藤は熱いため息を漏らす。
「欲しいか?」
「……っ…」
月島は口端に笑みを浮かべた──
「欲しい時に女はどうするか知っているか」
「───…」
顔を覗き込まれて妖しい笑みを向けてくる。
月島は服の前をはだけ、瞳を見開いた佐藤の手を取り目の前で反り返る逞しいそれにゆっくりと導いた──
「……っ…」
佐藤は驚いてあっと小さく声を上げた。
誘われるまま手の中に握らされ、直に肌に感じたその男らしい硬さに佐藤は顔を赤らめる。
その表情を眺めた月島のそれは佐藤の手の中でドクンッと強い脈を打ち返した。
佐藤の躰が思わずビクッと反応する。
月島は含み笑いながらわざと佐藤の手の中で張りを持たせていた。
急にググッと反りが増し、硬く突っ張る月島の猛りに佐藤は一瞬だけ怯えて手を引きかける。
月島はその手を捕まえていた。
「離したらだめだ──…」
「……っ!…」
佐藤の耳たぶに唇を付けてぼそりと吐息交じりに言い聞かせる。
佐藤の手の上から自分の手を重ねたまま、月島はその猛りにゆっくりとした上下の律動を加え始めていた。
佐藤は怯えながらも手の中で大きく脈動を打ち返す猛りに釘付けになる。
どうしていいかわからない。
月島にされることすべてに恥ずかしさが沸く。
なのにその厭らしさにとても興奮している自分を誤魔化すことができなかった。
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