遠距離恋愛中の彼とリモート飲みをしてみたら、気分が盛り上がりリモートエッチがはじまっちゃった!
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遠距離恋愛中の彼とリモート飲みをしてみたら、気分が盛り上がりリモートエッチがはじまっちゃった! (ページ 1)
「カンパーイ!」
私、みゆきはパソコンの画面に向かってグラスを傾ける。
画面に映るのは、遠距離恋愛中の彼、仁だ。
今日は初めて、電話ではなく、リモート飲みをしてみようという提案で、時間を合わせて向かい合っている。
電話と違い、仁の些細な仕草が見れるのは新鮮で、少し恥ずかしい。
そこはお酒の力を借りて、自然に振る舞うように努める。
「ぷはぁ!」
画面に映る仁は、グラスの中身を一気に飲み干して、おかわりを注いでいる。
仁はお風呂上りだろうか、髪が少し濡れていて、たまに雫が落ちる。
乾かしてあげたい、そう思うと急に寂しくなってきた。
「仕事はどう?」
「まぁまぁかなー」
他愛もない話をしながら、お酒を飲むなんて、いつぶりだろうか。
なんだか気恥ずかしくて、会話が上手く繋がらない。
気まずさを埋めるために、お酒のペースが上がる。
「みゆき、ちょっとペース早くない?大丈夫?」
「平気平気!最近飲んでなかったから美味しくて~、えへへ」
顔が火照ってきたので、窓を開けた。
季節が夏から秋に変わり、涼しい風が火照った顔に気持ちがいい。
けれど、ふと、急に寂しさがこみあげてきた。
「仁…、あとどのくらいで帰って来られるの?」
「んー、3カ月くらいだとは思っているんだけど、どうかな?どうした?寂しくなっちゃった?」
少しからかい気味に笑う仁にムッとしながらも、みゆきは素直に答えた。
「うん、寂しい…。仁をぎゅって、抱きしめたい…」
思いもよらぬ素直なみゆきに、一瞬驚いた仁だったが、
「…そうだよな、早く、会いたいな」
と、みゆきにつられて、しんみりしてしまった。
余計に寂しくなると感じたみゆきは、無理やり話題を変えた。
「…それにしても仁。ちょっと太った?」
リモートを開始してから気になっていたことを聞いた。
「うっ…、やっぱりわかる?コンビニ飯ばっかり食べてるからさ、今やばい」
本当にやばそうな顔をする仁が可愛くて、クスクスと笑う。
「ふふ、ちょっとお腹出てるんじゃないの?見せてみなよ!」
ちらっと画面に映ったお腹を見逃さなかったみゆきは、画面越しに指示を出した。
「膝立ちしたら、お腹映るじゃない。Tシャツ上げてみてよ」
「えー!やだよー!」
と、言いつつ、仁はパソコンのカメラに向かって立派になったお腹を披露した。
「あはは!本当にやばーい!」
ぽっこりお腹に大笑いしていると、仁から反撃された。
「いや、みゆきもちょっと太っただろ!お腹見せろよ」
「私は大丈夫よ?ジムだって行ってるんだから」
ふふん、と自信ありげにくびれた腹筋を見せつけた。
うん、画面越しだとよりきれいに見えるな、と感心していると、
「みゆき、Tシャツもう少しあげて?」
「へ?」
心なしか、仁の顔が赤く見える。
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