深夜に業界大手の若き社長から契約の件で呼び出されて…秘密の打ち合わせ
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深夜に業界大手の若き社長から契約の件で呼び出されて…秘密の打ち合わせ (ページ 1)
時間はもう22時を過ぎようとしていた。
自分以外誰もいないオフィスを見渡すと、どっと疲れが押し寄せてくるようだった。
「もう、いいか…この資料は明日で…。」
パソコンを閉まい帰ろうとした所だった。
けたたましい携帯の呼出音が響いた。
「誰よ、こんな時間に…。」
そう呟いた美咲は、着信名を見て電話を取り落としそうになった。
「っ、結城社長…!」
急いで電話に出る。
「お待たせして申し訳ありません!」
「ああ、夜分に済まないね。今会議からやっと開放されたものだから。改めて君の企画書を見てね、詳しく話を聞きたい。悪いが今から○○ホテルまで来てもらえるかな。」
「今から…ですか。」
「済まないね。明日朝イチでニューヨークに発つんで、今日しか時間がないんだよ。」
「…分かりました。伺います。」
美咲は手早く資料とデータ一式を用意し、急いでタクシーに飛び乗った。
結城社長…。
業界大手ナンバーワンの会社の若き2代目社長。
甘いルックスで2代目ながら敏腕と名高く、それだけに
数々の浮名も聞く。
その社長から、こんな時間にホテルに呼び出されるとは…。
知らぬ間に下腹部が熱く火照ってくるのを感じ、美咲は思わず、
「私ったら…一体何を…。」
と呟いた。
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