遊園地デート。観覧車からの夜景に見とれている私に彼が… (ページ 2)

「そんな見んなよ…」

『え?照れてるの?』

「そりゃそんな見られたらな。っつーか…キスしたくなった」

突然真顔で見つめられめて、心臓が高鳴る。

『それ…なんだけど…頂上でしない?』

「無理。待てない。」

暗い中迫ってくる夏樹の顔。

『待って!頂上でキスしたら永遠に結ばれるの。だから、』

「なんだよ乙女みたいなこと言っちゃって」

『乙女だもん!そういうの好きなの!』

「はいはい。ていうか、そんなことしなくたって、俺お前以外の女とかありえないから。」

その言葉に、私はゆっくりと目を閉じた。

唇に触れる柔らかな感触。

『ふっ…ぁ、』

軽く触れるだけのキスは次第に深くなり、時折舌を絡めながら、角度を変えて何度も溶けるようなキスを繰り返した。

「…そんなエロい声出されたらやめれなくなんだろーが」

服の上から胸を鷲掴みにされた。

『あぁ…ダメ、だよ、こんな場所で…』

「こんな場所だからこそ興奮しねぇ?見られるか、見られないかっていうスリルがさ」

『……変態…』

「なんとでも言え」

『今日だけだからね…』

「うん」

結局、アタシ夏樹に甘いなぁ…

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