飴玉だった『ご褒美』はどんどんエスカレートして、今夜も甘く刺激的なものをもらう (ページ 2)

「や、せんせ……っ」

「ふつう、排卵される卵子は一つだけだ」

「はい……あッ、あんッ、そんな奥……ッ」

 グッと奥に指をねじ込まれ、雪奈の腰が跳ねる。これから起こるだろうことに、身体が勝手に期待してしまっていた。

「その卵子が受精すると受精卵となって、細胞分裂して人間になっていくんだ。子供ができるのが子宮なのは知ってるな?」

 そう言って景が雪奈の下腹部にそっと手を添えると、指を埋め込まれた膣内が小刻みに震えた。穴をふさがれた圧迫感で苦しいのか、それとも快感からか、彼女の呼吸が荒くなっていく。

「通常は一人の人間が形成されていくが、何の拍子か二人になることがある──双子だ。もともと一つだったものが二つになるんだ。性別が違うわけねえだろ」

 わかったか、と指を二本に増やして雪奈がいつもよがる箇所を震わせた。

「ひゃっ、わ、わかりました……ん、んうっ」

 雪奈の返事は、景のキスにふさがれた。

 舌を絡め取られる深いキスに雪奈の目尻に涙がにじむ。さらに、ずっといじられていた膣内が限界に達し、景の指をギュウギュウ締めつけながら絶頂を迎えた。声はすべてキスに飲み込まれていった。

 開放された雪奈の口の端から、飲み込みきれなかった唾液がこぼれる。絶頂後のぼうっとしている彼女の額に軽く唇が落とされた。景の指はまだ膣内で、痙攣するそこをゆっくりまさぐっている。ゆるい刺激だが、イッたばかりで敏感になった雪奈は時々ビクッと反応していた。

「ずい分と気持ち良さそうだな。本当にわかったのか? イッた瞬間忘れたとかないだろうな」

「ない、です……」

 まだ息が整っていない雪奈の膣内からヌルッと指を抜くと、景は彼女の脚を大きく割り開いた。

 あふれる愛液は尻まで伝っている。濡れそぼった蜜壺は、絶頂の余韻でヒクヒクと震えていた。景はその様子を満足そうに見つめながら続ける。

 まだぼんやりしている雪奈は、自分がどんな目で見られているか気づいていない。

「──最後の問題だ。人間の場合の妊娠期間は約何ヶ月だ?」

「約十ヶ月……?」

「正解だ。ご褒美をやろう」

 景は微笑むと素早くゴムを装着して、物欲しげな雪奈の膣内に肉棒をズププ……と押し込めていった。

 指とは比べ物にならない圧迫感に、膣内どころか身体を芯から開かされていくような感覚に、雪奈は思わず息を止めた。

「おい、ちゃんと息しないと死ぬぞ」

「う、で、でも……んく、はうんッ、せんせ、強い……ッ、あぁッ」

「そりゃあ、満点取ったご褒美だからな。俺も嬉しくて浮かれてんだよ」

「こんな、されたら……みんな、忘れちゃう、あッ、いやッ、く……んあっ」

「忘れたら、また教えてやるよ」

 ヌチャヌチャズチュッ、といういやらしい水音に雪奈は耳をふさぎたくなったが、快感に支配された身体からはすっかり力が抜けてしまっていた。頭がぼーっとして、景にされるがままだ。指で愛撫されていた時に必死に抑えていた声も、もう抑えきれない。

 景は雪奈の脚を担ぐようにすると密着するように体を倒し、より深く彼女のナカに入っていった。

「わかるか? この先で子供が育っていくんだ」

「ダメ、それ以上……はいらな……あぁんッ」

 強すぎる快感から逃れようと必死で身体をくねらせる雪奈の姿が、景の目にはとてもなまめかしく映った。

「ご褒美くれって言ったのは、雪奈だろう」

「あァッ、くッ、あんっ」

 雪奈のあえぎ声に合わせるように、ズチュッ、ネチョと愛液が音を奏でる。

 景にとっては、これ以上なく卑猥で興奮する調べだ。快楽に溺れて上気した雪奈の顔も神経を昂らせた。

 景は、欲望をあおる啼き声をあげる雪奈の唇を、そっと指先でなぞった。

 きつく閉ざされていた彼女のまぶたが薄く開かれる。快楽で潤んだ目が、景を見上げた。

 唇に触れた指先を雪奈の口に咥えさせると、彼女はおしゃぶりをするようにチュッと吸いついた。さらに舌の先でちろちろと舐められると、指先から快感が駆け巡るのを景は感じた。

 グッと奥を突くと、雪奈の口が開き少し大きなあえぎ声がこぼれて景の指先は開放される。

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