出張先のホテルで見た夢は?元カレと過ごした甘い一夜が忘れられなくて。 (ページ 3)

「成海、またいっちゃたの?早すぎでしょ?」

「だって・・このジェル・・」

「また太もも、濡れちゃったし。せっかく綺麗にしたのに。このジェル、そんなによかった?じゃあ、もっと塗ってあげる。」

湊斗は、手のひらにたっぷりとジェルを垂らして、私のヴァギナに塗りつけた。

「あっ・・・やっ・・・熱いよ。あっ・・湊斗、だめ。もう我慢できない。欲しいよ。」

「何が、欲しいの?」

「湊斗の・・・」

「俺の、何?はっきり言わないと、あげない。」

「湊斗の・・・ぺ・・」

「ペニス」と言おうとした瞬間、湊斗は強引に私の唇を奪い脚を押し広げた。

「んっ・・むっ・・」

湊斗は半ば強引に自分の分身を膣へと突き立て、腰を動かし始めた。

「んんっ・・・」

湊斗は、私と舌を絡ませながら、ゆっくりと腰を前後させて、徐々にそのスピードを上げていく。

「やっ・あっ・・・だめ。そんなに激しく動いたら」

「あっ・・・はぁ。俺のも・・・熱く なってきた。」

激しく肩で息をしている湊斗の身体から、私の胸の谷間へと汗が滴り落ちた。湊斗は、腰の動きを更に速めて、膣の奥深くへと侵入してきた。湊斗の分身は血管が脈打ち、ドクドクとその鼓動を響かせながら、容赦なく私を突き上げた。

「あっ・・・んんっ・・・湊斗。もう・・・いっちゃうよ。私。」

「いいよ。一緒にいこう。」

「あっ・・湊斗。大好き。」

「俺も好きだよ。」

私たちは手を繋いで、絶頂を迎えた。行為が終わり息を整えたあと、離していた手を再び握り、天井に映った星空を眺めた。

「綺麗だな。」

「うん。湊斗、これからも一緒にいてね。私、湊斗がいるから、安心して働けるよ。」

「成海は、意外と弱気な時あるよな。はじめてあったときは、一人でも強く生きてける女だと思ってたけど。」

「そんなことないよー。私だって、弱い部分もあるよ。」

「これからも、一緒にいような。」

湊斗の顔がぼやけていく。ホテルのベッドの上で目を覚ました私は、起き上がって周りを見回した。

「・・・湊斗?あれ?」

涙が頬をつたっている。天井にも星空は映っていない。普通のビジネスホテルの天井だ。

「なんだ。夢だったんだ。そうだよね。私たち、別れたんだもんね。」

私はため息をついて、枕に顔を埋めた。しばらく泣いたあと、私はベッドから起き上がって、バスルームへ向かった。

翌朝、私は朝食を食べながら、湊斗の携帯にメールをした。

「昨日は、湊斗がいない寂しさで泣いちゃった。でも私、湊斗を惚れなおさせる位、良い女になるから。それまで、元気でね。またね。」

ホテルを出ると、外には雲一つない青空が広がっていた。私はスーツケースを引いて人混みのなかを、一人歩き出した。

-FIN-

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