8つも年下の高校生が誕生日にリクエストしてきたのは…互いの色に染め上げ染まる新しい関係 (ページ 5)
授業が始まると同時に何人もの視線が絢を突き刺してくる。
いつスイッチが入るのかと意識するほど中に入っているものを締め付けて、さらに奥へ入れ込んでしまう。
必死に平静を装う絢を悠斗は笑みをたたえて見つめている。
手はポケットに入れられたままだ。
「Okay!Next.」
リーディングの途中、悠斗はポケットから何かを握ったままの手を出した。
ースイッチ‼
気づいた瞬間、悠斗は床にそれを落とした。
カツンと教室に響く音に何人かの視線が音の方へ向けられる。
絢は素早く悠斗に近づき、しゃがんでそれを拾い上げた。
ショーツがペッタリと張り付くほど濡れている。
近づけば匂いたつほどではないかと思い、羞恥で頭がくらくらする。
中のものを締め付けて、秘所がまた疼いた。
誰も今絢が体を震わせていることに気づいていない。
「Excellent! Hear you are.」
「Thanks.」
スイッチを受け取った悠斗はそれを無造作にペンケースに入れた。
ー何でポケットに入れないのよ‼
悠斗がペンケースに触れる度にひやひやしたが、スイッチは入ることなく授業は無事終わった。
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