8つも年下の高校生が誕生日にリクエストしてきたのは…互いの色に染め上げ染まる新しい関係

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8つも年下の高校生が誕生日にリクエストしてきたのは…互いの色に染め上げ染まる新しい関係 (ページ 1)

「絢ちゃん!俺もうすぐ誕生日なんだけど!」

教室のドアを勢いよく開き、悠斗がやってきた。

「おめでとう悠斗くん。何が欲しいの?」

ここは絢が講師として雇われている英会話教室。

今日も調子いいわねと内心ぼやきながら今日のテキストを回収していると、悠斗が近づき絢を壁際に押しやった。

「ー‼?」

「俺、…絢ちゃんが欲しい。」

「いや、わざわざ壁ドンしなくてもいいじゃない!」

「女子はこれ好きでしょ?」

女子、って言ってくれて嬉しいと瞬時に浮かんで消えた。

「18になったら俺のバージン貰ってくれない?」

満面の笑みでそんなこと言われても…。

「バージンの使い方間違ってない?年上をからかうのも大概に…んっ!」

悠斗がいきなり唇を強く押しつけてきた。

もがく絢を抱きよせ抵抗など気にもとめないというように目を瞑っている。

唇が離れた瞬間、少年の大人びた表情に絢はどきっとした。

口角がきゅっと上がり、いつもの悠斗の顔に戻った。

「…俺は本気だよ。バイバイ、絢ちゃん」

若きテロリストは風のように去っていった。

その日以来、悠斗は毎回絢を空き教室に連れ込み、無理やり抱き締めたりキスを求めてきた。

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