まるで弟のような新入社員が酔い潰れて…用意された言い訳

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まるで弟のような新入社員が酔い潰れて…用意された言い訳 (ページ 1)

まさかこんな関係になるなんて、思いもしなかった。

だって彰人くんは4つ年下の今年の新入社員。

私からしたらまるで弟。

だからもし、何かあってもあしらえる自信があった―。

彰人くんが新人研修を終えて、本配属になった事を祝う歓迎会の後のこと。

「ちょっと、彰人くんってばっ!」

「うーん、眠いで・・・す。」

なんと、簡単に酔っぱらってしまった彼は事もあろうに私に家まで送って欲しいと言い出した。

いくら弟のようだと思っていても、面倒なことは面倒。

それにいい歳をした男と女。

万が一がないとも言い切れない。

「みゆきさん、喉乾いたぁ。」

「もう、本当にどうしたらいいのよぉ。」

タクシーを捕まえようにもここは表通りから遠く、難しそうだ。

「あっ、みゆきさん・・・ここ行きましょうっ!」

千鳥足で急に方向転換をした彼を支えようとした瞬間、彼の手が私の腰に回り込んでそのままホテルの門をくぐるはめに。

…こうなったら腹をくくるか。

相手は年下、さらにこれだけ酔っているなら間違いなんて起きようがないでしょう。

呆れ半分、私自身ももう眠かったこともあって入室。

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