浮気を疑う嫉妬深い彼を安心させるためにウェイトレスな彼女は…

「もう、浮気なんてしてないってば！」

「しただろ？窓際のテーブルの大学生と」

「あれは世間話。ユウヤだって聞いてたでしょ？」

「でもすげー楽しそうだったな」

「接客業は愛想良くてなんぼでしょ？」

エミは喫茶店でウエイトレスをしている。

ユウヤはそこの常連客…といっても、営業先に向かう途中でたまたま入った喫茶店でエミに一目惚れしてそれ以来通いつめたからなのだが。

ユウヤはエミに猛アタックし、エミもそんなユウヤを好きになりめでたくつき合う事になってか約３か月。

しかし…ユウヤは常に心配なのだ。

エミが他の男に奪われてしまわないかと。

告白したのも自分から、セックスをするときも自分から。

本当にエミは俺のことを好きで付き合っているのだろうか。

そんなユウヤの気持ちがエミの浮気を疑うようになってしまったのだ。

エミはそんなユウヤの態度に悩んでいた。

私はユウヤしかいない。ユウヤしか好きじゃないのに。

エミはユウヤに安心してほしかった。

でも、どうすれば信じてくれる？

エミは喫茶店の女主人に相談した。

「ユウヤに私の気持ちをわかってもらうにはどうすればいいですか？」

女主人はエミに答えた。

「彼はあなたにとって特別な存在だという事を身体で示してみたらいいんじゃないかしら？」

「それは…例えば？」

エミのその問いかけに女主人は耳打ちで答えた。

「…………え？」

「やってみなさい。あなたはウエイトレスなんだから」

ユウヤのためなら…

エミは覚悟を決めて、実行する事を決意した。