酔いつぶれた合コンで出会った送り狼少年に仕掛けられた甘い罠 (ページ 3)
「いえ、悪いです、帰れますから、大丈夫ですから」
私が慌てて否定すると 親友がニヤニヤしながら
「せっかくだし、いいじゃん。送ってもらったら?」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
本音を言うと、男性と二人きりなんて久しぶりだから胸がときめく反面少し緊張していたし、お酒の席で失敗しているから恥ずかしくもあった。
佑磨に支えられて店の外に出る。
「あの…今日は本当にごめんなさい。お酒で失敗なんて…若い子じゃあるまいし本当に恥ずかしい」
私がふと顔を上げて彼を見ると、佑磨がニヤリと笑って言った。
「だーいぶ、溜まってるみたいだねー。女にだって性欲はあるって叫んでたしね~」
げ。
私、何を叫んでたんだろう。
「げって顔してる。図星だろ?」
そう言うと佑磨がさっと手を上げてタクシーを止め、車中に私を押し込み自分も乗ってきた。
告げた行き先は、ラブホ街。
「え?」
私が戸惑うと彼はあの悪い顔をして
「シたいんだろ」
私はずっと我慢していた何かがパチンと弾けてコクっと頷くと彼の首に腕を回してキスをした。
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