酔いつぶれた合コンで出会った送り狼少年に仕掛けられた甘い罠
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酔いつぶれた合コンで出会った送り狼少年に仕掛けられた甘い罠 (ページ 1)
「何度言えばわかるんだ?これでは集客が見込めないだろ!」
上司から怒鳴られる。
はぁ 仕事も上手くいかない、前の彼と別れてからかれこれ2年、彼氏もいない。
そんな私の楽しみは久しぶりに声のかかった合コン。
25歳を過ぎてから、これまでのように気軽に合コンへ呼ばれることが少なくなった。
だからこそ、早く仕事を終わらせたい。
いつもより丁寧に髪の毛も巻いてきたのに。
でも、すでに時計の針は7時を15分回っていて、合コンの約束の時間はもう過ぎていた。
キーボードを必死で叩き、書類を上げる。
会社を出る頃には7時半になっていた。
「ごめんなさい、仕事が長引いちゃって!」
約束の店へと急ぐと、本日のメンツは全員揃っていて
すでに若干酔っ払った親友が遅いとぶーぶー文句を言い、場がなんとなく和む。
「もう莉子遅いよお~ みんな今日一番の綺麗所を楽しみにしてたんだからあ~!」
「綺麗所とか やめてよお~」
と言いつつ、私の気は悪くない。
「莉子ちゃん俺の隣来なよ~」
「はーい!」
この感じ、久しぶりでわくわくする!
いかにも合コンって感じ!
そう思いながら私は皆と乾杯し、いつしか飲み過ぎたようだった。
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