漫画家とアシスタントの甘あま歳の差エッチ (ページ 2)
「絵莉も帰っていいぞ」
絵莉は腕の立つアシスタントだ。
とても丁寧な仕事をするのに、そのスピードは早い。
彼女は毛先で輪っかを作り、いつも無造作に髪を束ねていた。
「…はい。でも荒巻先生、大丈夫なんですか?」
「うーん…まぁ、ちょっと頭をクリアにさせたら何か生まれそうな気がすんだよ」
「一息つきますか?」
「おう」
「じゃあ私コーヒーでも入れますよ」
「悪いな。…でも絵莉は帰らなくて大丈夫なのか?」
「あ、はい。帰ってもどうせ一人でやることもないですから。明日もバイトは入ってないし」
「そうか。じゃあ、お願いしようかな」
「はい」
しばらくして2人分のコーヒーが運ばれてきた。
芳ばしい香りが鼻孔をくすぐる。
「サンキュ」
「…あ、良かったらこれも」
「ん?」
俺の手にちょこんと置かれた銀色の包み紙。
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