13年ぶりに再会した従兄と初めてのラブホで初イキされてしまう・・・
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13年ぶりに再会した従兄と初めてのラブホで初イキされてしまう・・・ (ページ 1)
無事に、祖父の十三回忌法要が済み、一足早く私は従兄の晴ちゃんとお寺を後にした。
清々しい良い天気。
お寺から駅までの長い道のりを二人で色々話をしながら歩く。
従兄の晴ちゃんとは、一回り歳が離れていて、私が物心着いた時にはすでに日本には居なく、海外を放浪しているという生活を送っていた。
帰国した時には、よく遊びに連れて行ってくれたりして、私にとって晴ちゃんは年の離れた大好きなお兄ちゃん的存在の従兄だった。
従兄の晴ちゃんに密かな恋心を抱き始めたのは、私が中学生のころ。
祖父が亡くなったお通夜の晩、お寺に泊りお線香を絶やさぬよう、大人たちはお酒を飲みかわしながら、一夜を過ごした。
私は、まだ中学生だったので、夜12時くらいまでは何とか起きてはいたけれど、次の日もあるからと母に言われ布団に入った。
お寺のお手洗いはとても怖い。寝る前に、お手洗いに行こうと思ったが、怖くて晴ちゃんにお願いして着いてきてもらった。
晴ちゃんは酔っぱらっていた。
私は、晴ちゃんの腕にしがみついて、薄暗い廊下を歩きお手洗いまで行った。
トイレの外で、晴ちゃんは私が終わるまで待っていてくれた。
トイレから出た時、晴ちゃんは私を力強く抱きしめて、キスをしてきた。中学生の私にとって、その出来事は衝撃的で・・・私はときめいてしまった。
この事が切っ掛けで、晴ちゃんを単なる憧れの存在から、異性として意識するようになった。
たぶん、晴ちゃんはこの出来事は覚えていないに違いない。酔っぱらっていたから・・・
『友、仕事は頑張ってるの?』
晴ちゃんが私の近況を聞いてくる。
『仕事ね~・・・正直、転職したいくらいだけど、もう、25過ぎちゃうとね~』
『友もそんな歳になったんだな・・・付き合ってるヤツはいるのか?』
『彼氏とは、先月別れた!しばらくはいいかなぁ~』
晴ちゃんとは13年ぶりの再会だ。
小さい頃は親戚同士で会う機会も多かったが、成長するにしたがって、親戚付き合いも希薄になっていった。今日晴ちゃんと会えて、ある意味、祖父に感謝なのかもしれない。
『彼氏と別れた理由は?』
『彼氏の話はいいよ~。そういう、晴ちゃんはなんで結婚しないの??』
『俺か?この歳になっちゃうと、結婚とかそういうのはどうでも良くなるよ(笑)』
独身生活を謳歌しているのだろうが、晴ちゃんの生活は謎に満ちている。
見た目は従妹の私から見ても、カッコいい。
思い出せないけど、昔人気のあった、トレンディードラマに出ていた俳優さんになんとなく似ていると親戚の間で話題になったくらいだ。
昔から細身の体系で、それほど身長の高くない両親からなぜ?と思うくらい身長が高かった。
40手前の年齢になった今でも、ほとんど変わっていない。
そういう私は、同じ従妹とは思えないくらいの体系で、昔からチビで、気持ちポチャッとしていて、こんな体系で生まれたことに両親を恨んだ。
『晴ちゃん、彼女とかいるの?』
『俺も別れたばっかり』
そういうと、なんとなく空気がしらけて、話が止まってしまった。
駅まで結構な距離がある。
お天気も良いし、せっかくだから・・・と歩いてみたが、普段履かないヒールのせいで踵が痛くなって、脚も止まってしまった。
『大丈夫か?』
晴ちゃんがしゃがみ込んで、ヒールを脱がしてくれる。
黒のストッキングのかかと部分が伝線して血が滲み靴擦れを起こしていた。
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