初めて携わる分野の仕事をいつも優しくフォローしてくれる男性の家で…休日出勤も悪くない (ページ 7)

「大丈夫・・・?」

福永さんはいつもの優しげな目で私を覗きこんできた。

「はい・・・」

息をつきながら私は答えた。

「佐々木さんが可愛いから、我慢できなくなっちゃった」

福永さんは少しバツが悪そうな顔をした。

「本当は、ちゃんと告白してOKもらって、付き合ってから・・・って思ってたのに」

福永さんは私より年上だけど、今は少し可愛らしく見えた。

そんな彼が愛しくなって、私は福永さんの首に手を回した。

「そんなことすると、またしちゃうよ?」

ふっと真顔に戻った福永さんの口唇が、再び私の口唇に重なってきた。

-FIN-

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