借金取りのペットになった私。でも彼は、恋人のように触れてきて (ページ 2)
「あん……はぅん」
「いい声。もっと聞かせて?」
「ひあぁ、そこで喋らないでっ」
ぴちゃぴちゃという水音がリビングに響く。彼の唾液か私の愛液かわからないものが、ソファーのカバーにシミを作っていた。
「あ、イっちゃ、んあああっ」
じゅるじゅるとキツく吸われて、私は絶頂に至る。肩で息をする私を見てタケルはニヤリと笑い、股を割り開いてきた。押し当てられた熱に、タケルはとっくに勃起していたのだと知る。タケルは慣れた手つきで性器にゴムをかぶせると、私のどろどろに濡れたアソコに剛直を添えた。
「入れるよ……痛かったら言って」
タケルはまるで恋人のように私に触れてくる。今もこうやって、私を気にしながら挿入してくれている。最後まてぴったりと入れられると、まるで押し出されたように私の目から涙がぽろぽろとこぼれおちてきた。
「リカ!? 大丈夫か、どっか痛かったか」
「違う、違うの」
突然泣き出した私を、タケルは一生懸命宥めてくれた。
「こんなの、まるで、恋人みたいで、……幸せなのに、つらい。私はタケルのペットでしかないのに」
「ごめん、俺が悪かったよ。……正式に付き合ってくれないか? ペットじゃなく、対等な人間同士として」
「嘘……!」
「嘘じゃない。俺は意気地なしだから、リカを離したくなかったんだ。だからペット扱いしてた。でももう自分に嘘はつけないし、何よりリカががわいそうだ。今気付いた、俺はなんてバカなんだ」
今度は、タケルが私を正面から抱きしめる。
「恋人に、なってくれ」
「もちろん……!」
晴れて正式な恋人同士となった私たちは、見つめあって笑いあった。
「それじゃあ、動くぞ」
「ちょ、ムード、んあっ」
セックスの途中で恋人同士になるなんて、変な話! そう思いながらも、私の身体は正直に快楽を貪る。
「リカ、リカ、好きだ、やっと言える」
「私も、タケルが好きっ」
互いに好き好き言い合いながら、私たちは共にエクスタシーを迎えた。
「はぁ、はぁ、今までで一番気持ちいいセックスだったな……」
「うん、私も」
「はは、そっか。恋人同士だもんな」
私はもう一回をねだるために、腕を伸ばして避妊具をタケルに渡した。
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