結婚式の二次会で偶然会った大好きな上司に酔ったい勢いで告白したら―!? (ページ 5)
冷たい言葉を発するばかりのその唇は、想像していたよりずっと熱くて甘くて強引だった。
初めてのキスとは思えないほどの濃厚なキスに、頭の奥が熱く痺れる。
「知ってたよ。中野が俺のことどう思っているか、なんて。ずっと前から」
「課長は私のことどう思ってるんですか?」
紅い唇がにこりと笑う。
「今すぐここで押し倒して、オフィスでは想像もできないような姿を見てみたいって思ってる」
「え?」
問い返す間もなく、ベッドに押し倒されていた。
頬に、額に、鼻に、唇に、鎖骨に、課長の唇が舌が、指先が触れていくたびに、甘い吐息が漏れた。
同時に、長い指は器用にドレスのファスナーをおろし、破ることもなく丁寧に脱がせていく。
「嫌なら辞める?」
少しだけ我に返った顔で、彼がそう聞いた時には、私の乳房が露わになって、体中を淫らな熱が駆け巡っていた。
「嬉しい、です。課長が、欲しい」
小さな声でそういう意外に、どんな選択肢があるというのだろう。
課長は存外意地悪だ。
「素直な子にはご褒美を」
言うと、既につんと起ってしまっていた乳首を甘噛みされた。
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