お金を巻き上げるつもりで近づいたリーマンに知らない感覚ばかりを教えられて芽生えるもの
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お金を巻き上げるつもりで近づいたリーマンに知らない感覚ばかりを教えられて芽生えるもの (ページ 1)
「先にお金だよ」
ホテルに入るなり手を出すと、ザ・リーマンて感じの男は、無言で財布を取り出した。
お札を4枚数えて、渡してくる。
やった。
思ったとおり、こういうの慣れてないんだ。
相場よりかなり盛ったのに、質問一つしない。
「高校は出てるけど、10代だよ。10代と寝たの、いつ以来?」
シャワーを浴びようと、彼に背を向けて服を脱ぐ。
下着を外そうとした時、突然肩をつかんで、後ろを向かされた。
「先月かな」
眼鏡を外しながら、至近距離でにこりと微笑む。
その顔は、さっきまでの疲れたリーマンとは、まるで別人だった。
「…っ」
びくんと反応して、つい漏れそうになった声を噛んだ。
『演技しなくていいよ、俺わかるから』
最初にそう言われていたので、じゃあ声なんて出してやるかバーカと思ってたんだけど。
「…あっ…」
「勢いほど、慣れてないみたいだね」
「知ったかぶんないで、何人と…あ!」
ゆっくりと出し入れされていた指が、お腹側の一点を優しく押す。
さわられてるのはそこだけなのに、なんでか私は息が上がって、全身を汗で湿らせていた。
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