力が抜けるほど甘く優しいキスをされて…全てを彼に預ける幸せえっち (ページ 2)
あたしも彼の背中に手を回すと、ぎゅっと力が強められて、彼と体がひとつになったみたいで安心した。
体が少しだけ離れると、彼と目が合う。
相変わらず心臓は高鳴ってるけど、あたしは目を逸らす事ができなくて。
ゆっくりと彼の視線があたしの唇を捉え、
角度を合わせられて、
それが合図とわかってそっと目を閉じれば、
やわらかい感触が重なった。
重なるだけのキスや、リップ音をさせたキスを何度か繰り返した後、顔を離して微笑んだ。
「ちょっと口開いて」
『え?』
戸惑いながら少しだけ口を開けると、「もっと」と言うからさらに開けば、再び重ねられて、そのまま中に挿入された。
彼の舌があたしを捕らえて、だけどぎこちなくそれに応じる事しかできなくて。
二人の唾液が混ざり合い、彼の舌があたしの上唇や舌の裏側をなぞると、段々と体の力が抜け、無意識に腕にしがみついていた。
『・・・ん・・・』
と声が自然と漏れると、あたしの後頭部に手を添えて、角度を変えて舌を差し込んではさらに激しく舌を絡ませた。
音の無い部屋に、粘膜が混じり合う音だけが聞こえる。
徐々に気持ち良くなって力が抜け、もっとしていたいと思い始めた所で唇が離された。
あたしの頬に手をかざしながらくしゃっとした笑みを浮かべると、
「気持ちくなっちゃったの?」
と小首を傾げながら聞かれ、
頭がぽーっとなったせいで言葉を返せず、
小さくコクンと頷くと
「ふふ、アカネかわいー」と言ってぎゅうっとあたしを抱き締めた。
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