甘えてきた彼氏の好きにさせてたら…逃げる事の出来ない淫らな強制 (ページ 2)

何か嫌なことでもあったのかなんて心配する私をよそに、啓太は急かすようにねだった。

「はーやーくー」

「分かったから!」

思わず強い声で言い返して、それから私を見下ろす啓太の唇にそっと自分のそれを合わせる。

やっぱり恥ずかしくてすぐに唇を離した私に、啓太は満足げな視線を向けた。

「ふふふ」

くすぐったいような声で笑う啓太は嫌なことがあったようには見えなくて、結局いつものように甘えているだけだろう。

今度は鎖骨のあたりにぐりぐりと頭を押しつける啓太に呆れながらも、私もつい笑みを漏らした。

「!」

いきなりちくりと感じた痛みに意識を醒ますと、膝に乗った啓太が悪戯っぽく笑う。

広く開いた襟ぐりの服を着ていたことを後悔しながら、私は啓太の頭にデコピンを落とした。

「痛っ」

「何してるの」

当たりどころが悪かったのか、それとも大袈裟に痛がっているのか、指が当たったところをさすりながら啓太は恨めしそうな目を私に向ける。

そんな顔も可愛くて、私は思わず険しくしていた表情を崩した。

「本当に痛かったんだぞ!」

「はは、ごめんって」

痛がる所を面白がっていると思われたのか、啓太が意地になってそういう姿にますます笑みが大きくなる。

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