突然襲い掛かってきた快楽に震える。いつまでもつづく暗い道で…… (ページ 2)

「はぁうっ……」

そのまま何度も高遠の舌で首筋を刺激され、同時に下半身の大切なところを揉みしだかれ、美和は自分が濡れていることに気づいた。

「気持ちいいんだね」

高遠が初めて口を開いた。

「もうやめて、高遠くん。こんなことしないで」

「だめだよ、美和さん、嘘をついたら。こんな人気のないところに俺を誘い込んでおいて、やめてだなんて。いつも見てたんだから美和さんのことならなんでも分かるんだよ」

美和は時折感じていた絡みつくような視線の主が身近にいた高遠だったことを知り愕然とした。

「ほら、美和さんだってもう感じてびちょびちょじゃないか」

「いやぁ……、言わないで」

高遠の指が下着の中に忍び込み、美和のぬるみに触れる。

「あっ！」

ほんの少し粘膜に触れられただけで身もだえた。まるで高遠の指をずっと待ち望んでいたかのようだ。

「ほら、美和さんが俺を欲しがってる証拠だよ」

高遠は濡らした指を美和の身体の前に回し、ぷっくりと膨らんだ敏感な場所に触れた。

「ああああっ！やめてぇ！」

「やめてじゃないでしょう。ああ、声が出るのが恥ずかしいのかな。じゃあ、口をふさいであげよう」

高遠の顔が近づき、唇をぺろりと舐められた。そのままゆっくりと優しいキスが落ちてくる。

「んっ……」

高遠の唇は柔らかく温かい。その唇で美和の唇をついばむように挟む。優しくマッサージされて気持ち良く、安心感が胸の底から湧いてきた。

思わず口をうっすらと開いてしまう。そこから高遠の舌が入り込み、美和の舌を吸い出した。甘噛みされ、丁寧に舐められて美和は夢中で高遠に抱きついた。

その間にも高遠の指は美和をせめることをやめてはいない。美和の敏感な膨らみをそっと撫で続け、たまにきゅっとつまむ。そのたび美和はビクンと体を揺らす。

高遠の指がそろそろと後退して美和の大切なところを、つんとつついた。

「ふあぁん」

美和はのけぞって高い声を上げた。高遠が指を動かすとくちゅくちゅといやらしい水音が聞こえた。