淫らな行為は即退店のネットカフェ。なのに、まさか初対面の男性とこんなことになるなんて……。声を殺して感じる羞恥セックス

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淫らな行為は即退店のネットカフェ。なのに、まさか初対面の男性とこんなことになるなんて……。声を殺して感じる羞恥セックス (ページ 1)

次の取引先への移動中、書類の不備に気付いた私は急遽ネットカフェへ立ち寄った。

幸いデータの入ったUSBを持っていたので、それを編集してプリントアウトすれば会社に戻らなくて済むと思ったからだ。

「(提出前に気付いて良かった……)」

ホッとしつつ受付で席を選ぼうとすると、あいにくカップルシートしか空いてないらしい。

確かに平日の昼間のオフィス街ともなると、オープンタイプやシングルの個室から埋まるのだろう。

料金が割高なのは痛いけれど、背に腹は変えられない。

私は仕方なくカップルシートを選択した。

カップルシートというだけあって、個室はフラットシートの上に座椅子が2つ並んでいた。

少し前に彼氏と別れたばかりの私は少々居心地の悪さを感じつつ、パソコンを立ち上げる。

そして書類の編集を始めたところで、不意にどこからか妙な声が聞こえてきた。

『あっ……やん、だめ……』

思わず私は手を止め、全神経を耳に集中させた。

艶やかな女性の声の後ろで、何やらボソボソと男性が囁いている。

「(ま、まさか……)」

どうやら隣の部屋でセックスしている人達がいるらしい。

ふと私は壁に貼られた注意書きに目を向ける。

“淫らな行為を発見した場合は退店して頂きます”

その文言も虚しく、静かなフロアにやがてピチャピチャといやらしい水音が響き始めた。

「(どうしよう、これって店員さんに言うべき? でも何て言えば……)」

あれこれ考えていたものの、声を聞いているうちに私も何だか変な気持ちになってくる。

エッチな動画を観た時のような、あのモゾモゾするような感じ。

もしかして、と思った私はそっとスカートの中に手を入れ、ストッキングの上から自分の陰部に触れてみた。

「(濡れちゃってる……)」

数ヶ月前に彼氏と別れたこともあり、セックスはかなりご無沙汰だった。

喘ぎ声を聞きながら、いつのまにか他人のセックスに自分の欲求を重ねている。

私は個室を良いことにストッキングとショーツを片足だけ脱ぎ、股の間に手を入れた。

そしてすでにヌルヌルになっているアソコの先端を指でそっと撫でる。

外出先で、しかもこんなところで——と思うと、自宅でのオナニーより数倍感じた。

「ん、ふぅ……んん……」

つい、呼吸が荒くなる。膣内からはどんどん愛液が溢れ出し、足先をピンと伸ばす。

私は自分の口を手で塞ぎながら、必死に声を殺してフィニッシュを迎えた。

「はぁっ……」

バッグからティッシュを取り出し、素早くアソコを拭き取った。ゴミ箱に捨てて良いものか悩んだけれど、他のゴミと混ぜてしまえば大丈夫だろう。

「(まさか仕事中にオナニーしちゃうなんて……とにかく、プリントアウトして取引先に行かなくちゃ)」

イッたばかりでぼんやりしている頭を振る。

まずは股の部分がひんやりとしたショーツをはき、脱ぎかけのストッキングに片足を入れる。

その時——突然、個室の戸がノックされた。

慌てた私はバランスを崩し、倒れこむように壁にぶつかってしまった。

「痛っ!」

「えっ? 大丈夫ですか!?」

戸が開き、個室に入ってきたのは見知らぬ男性だった。

痛がる私の背中を支え、心配そうな顔で見ている。

「ごめんなさい、大丈夫です。ちょっとつまづいちゃって」

「……あっ」

その男性はふいっと顔を逸らした。

どうやら私が片足だけストッキングを脱いでいる状態に気付いたらしい。

けれど、顔を逸らした先は運悪くテーブルの上で……そこには不自然な量の丸まったティッシュがあった。

「これは……」

「そ、それは……その、映画観て泣いちゃって!」

男性は不思議そうな顔をする。無理もない、パソコンには閉じ忘れた書類作成の画面が表示されているのだから。

でも、男性が気になったのはそこじゃなかったらしい。

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