ストーカーにオモチャでイかされ初めてまで奪われちゃう…!!
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ストーカーにオモチャでイかされ初めてまで奪われちゃう…!! (ページ 1)
最近の私は、ストーカーの影に怯えながら暮らしていた。
帰り道での不気味な足音と気配。ひとり暮らししているアパートのポストに投げ込まれる、意図の分からない贈り物。それに添えられたメッセージ。
最初のうちは他愛のない小物だったのが、日に日にエスカレートしてきて、ここ数日は、卑猥な形の下着などが押し込まれていた。
君を愛している、程度だったメッセージも、どんどん性的なものになっていた。
恐怖は頂点に達したけれど、今の段階で警察に訴え出ることは躊躇われ、近所に住む従兄の類さんに相談することにした。
「しばらく、俺が一緒に住もうか?」
従妹の身を案じる様子で、類さんはそう言ってくれた。
田舎の両親には、心配をかけたくないことから、類さんとの同居を相談しなかった。
相手が類さんなら、誰も何も言わないだろうし、子供の時から可愛がってくれているお兄さんだ。
思春期の頃は、少女らしい想いを寄せたこともあったと、久し振りに思い出した。
久し振りに恐怖心を忘れ、昔話をしながら晩酌を楽しんだ。
私も類さんも、普通程度には飲める。
どちらかと言えば、料理は得意なので、おつまみにも満足してくれているようだ。
「いやあ、こうして千夏と飲める日が来るなんてなあ」
勢いよくビールをぐいぐいと飲みながら、類さんは機嫌よく言った。
そんな類さんの言葉を、私はぐらぐらする頭で聞いていた。
お酒を飲み過ぎたのとは、明らかに違う感覚だった。
薬を盛られたのを、後日知ることになるとは、思いもしなかった。
肩の辺りが痛んで目を覚ますと、ベッドの上だった。
手錠のようなもので後ろ手に拘束されていて、身動き出来ない。
手首と腰の辺りに、鈍い痛みを感じる。
「類さん…類…さ…ん?」
無言のまま、真顔で覗き込んでいたのは、紛れもなく類さんだった。
「気が付いたか、千夏?」
ベッドに転がされている状態の私に、類さんがのしかかってくる。
「大人になったと思ってたけど、お前も案外鈍感なんだな。ストーカーは、ここにいるのに」
頭の中が前が真っ白になった。
そんな…。
類さんが、ストーカー?
「ひとり暮らしのお前が男と一緒だったり、遅く帰った時、俺がどんな思いだったか、分かってるのか?」
そんなこと知るわけない。
それに、こんなことをする類さんの目的も…。
「どうして、俺の気持ちに気付いてくれなかったんだ。あんなに伝えたのに。それどころかお前は、俺をストーカー呼ばわりした」
同居を申し出たのは類さんなのに、何故、私を責めるのだろう。
でも、非難がましい言葉の割に、私を見つめるまなざしは、どこか切なげだ。
「綺麗になったな」
唇が触れる距離。類さんの吐息がかかる。
「俺が田舎から出てきたのは、少しでもお前のそばにいたかったからだ。それなのにお前は、俺を都合のいい男としてしか、見てくれなかった」
私にそんな覚えはない。
でも、類さんは何かを勘違いしているようだ。
「子供の頃から、ずっと我慢してきたんだ。今日こそは、お前を抱いてやる」
その言葉の意味を考える間もなく、類さんは私に濃厚なキスをした。
これまでに受けたキスの中で、最も情熱的で、最も激しかった。
キスしながら、左手で乳房を揉みしだき、右手は股間をいじって…。
よくこんなに器用に手を動かせると思うほど、私の性感帯を刺激する。
でも、こんなことをする類さんに、本心からは抗えない。
思春期の少女だった私が、まだどこかにいる…。
体は大人になっても、その意味では、私はまだ子供のままなのかもしれなかった。
類さんもそうであるように。
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