ジムのシャワールームで年下トレーナーと秘密の別メニュー
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ジムのシャワールームで年下トレーナーと秘密の別メニュー (ページ 1)
今日は月1のママ友とのランチ会だった。
『咲ちゃん、先月も思ったけどちょっと引き締まってキレイになったよね?』
嬉しい一言に顔が緩む。
『フィットネスジムに通い始めてもう4~5か月だからかなぁ。やっと効果出てきた?!』と言ってみる。
自転車で20分くらいの場所に今年初めフィットネスジムがオープンした。
ママ友の間でも話題になって、皆で通ってみる?という話も出たけど、結局私以外実行する人は居なかった。
私はもともと痩せていて、同じ年代の人に比べるとスタイルは悪くはないと思う。
ただ、年齢のせいか、35歳を過ぎたあたりから今まで『食っちゃ寝』生活をしていて太ることが無かった体系が変わってきた。
マズイ!と思っていた矢先にそのフィットネスジムがオープンしたのだ。
でも、たぶん、『引き締まってキレイになった』というのは、ジムで身体を動かすこともしているけど、『別のこと』だと思う。
フィットネスジムは24時間オープンしていて、会員は皆カードキーで出入りをする。
「24時間好きな時間に通ってok」というのがうたい文句で、なかなか時間の取れない主婦にはある意味ありがたい。
スタッフは24時間居るわけではない。
基本は朝8時から夜8時の12時間。夜中や朝方は誰も居ない。
そこも気楽だと思って入会した。
色んな時間に行ってみたけど、最近は早朝に行くことにはまっている。
というのも、早朝は貸し切り状態がほとんどだからだ。
そして、この早朝は私にとって、『別のこと』を楽しむ時間でもある。
4~5か月前、入会した時に担当してくれた人。
その人が自動的に私のトレーナーになった。
トレーナーを付けると別料金が発生する。でも、初心者で短期間でしっかりある程度の結果がほしかった私は、トレーナーを付けることにした。
『咲さんは、比較的スタイルが維持されているので、そんなにがむしゃらにならなくても大丈夫ですよ。でも、コンスタントに続けるということが大切ですね。これから頑張りましょう!』
それが亨との初めての出会いだった。
亨は私より5歳年下の男性だった。
ジムのトレーナーという職業柄のせいか、身体はとても引き締まっている。
30代前半の男性の体つきにしてはガッチリ筋肉質でアスリート体系だった。
運動なんてもう十数年していない私は体力はないし筋肉もないし、完全にヘタレ状態。
そんな私に亨は激を飛ばしつつも、優しくユーモア溢れる会話で盛り上げてくれていた。
しかし、なかなか時間の調整が取れなくてキャンセルすることも多い。
24時間好きな時間に行ってもいいけど、トレーナーを付けている以上は予約になってしまうのだ。
そこで、亨が提案してきた。
『咲さん、早朝は来られますか?』
『早朝ですか?!具体的に何時くらい?』
『そうですね・・・4時半くらいとか。早すぎますよね?』
一瞬、この人何を言っているんだろう?とぽかんと口を空けてしまった。
『いやいや、キャンセルも多いので。提案なんですが、早朝だと僕、勤務時間じゃないので、トレーナーという形じゃなく来てあげられて、指導できるんですよ。それにこの時間帯ほぼ誰も来ないので貸し切り状態になるんです』
別料金のトレーナーの費用も掛からず、しかも貸し切り状態!
何て好条件なんだろうか!!
問題は朝早すぎる・・・ということ。
起きれるのだろうか・・・
そうして、私はお試しという形で、早朝ジムに通い始めることを決めた。
早朝のジムは誰も居なくて静かで少し不気味だ。
いつも賑わっているジムしか知らないので、こんなにも人気がなく静寂なことに戸惑いを感じる。
まだ亨は来ていないらしい。
私は、更衣室へ行って着替えをすることにした。
黒の半袖のシャツにひざ丈のズボン。ジムに来るとびっくりするくらい汗をかく。
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