「好きだよ。先生」家庭教師と教え子の胸きゅんなはじめてエッチ (ページ 2)

「俺はJ大生の家庭教師が好きなの」

「それって…え?…私?」

「リコ先生と、絶対、離れたくないって思ったんだ」

切ない吐息交じりの囁きに、体がぴくんと跳ねる。今さらながら、手首を押さえているカイ君の手の力や、体に感じるカイ君の重さを意識した。

「好きだよ。リコ先生」

「んっ……」

カイ君の声が身も心も揺さぶる。

「私も…カイ君が好き…」

「知ってる」

「いつから…ぁ…んんぅ……」

質問の答えは返ってこず、代わりに濃厚なキスをもらった。

「リコ先生、もしかしてキスも初めて?」

ちゅっと音を立てて唇を離し、カイ君が私を覗き込む。

「も、って何?…そうだよ。キスも、それ以上もしたことないよ」

恋愛より勉強が優先だったし、カイ君みたいに好きになった人なんていない。

「マジか」

カイ君が珍しく笑っていた。

「バカにしてるんでしょ。大学生にもなって、経験ゼロなんて」

「別に大学生で童貞とか処女って、珍しくないし。バカになんかしねーよ」

「じゃあ、なんで笑うの」

「うれしいからに決まってんじゃん」

本当にうれしそうに、カイ君は私を見つめる。

「受かるまで我慢しようと思ってたけど、やめた。悪い虫に食われる前に、俺がリコ先生の『初めて』もらうわ」

待ってと言おうとした唇を、少しアヒル口の唇が塞いだ。また、舌を絡め合うキスが始まる。舌と舌が擦れるだけで、こんなにも体が熱くなるなんて知らなかった。

「ふ…ぅ…んんぁ…」

「キスだけで感じ過ぎ」

カイ君はからかうように、私の上唇をぺろりと舐めた。

「んっ…ごめんなさい…」

「あのさ、そうやって俺を煽るのやめて。余計、いじめちゃうから」

「そんな…初めてだから、いじめないで…」

「リコ先生、俺の話ちゃんと聞いてた?」

もう知らねーと呟き、カイ君が私の服を乱暴に脱がせていく。

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