付き合って半年もたつのに、一向に私に触れてくれない彼。初めて2人で過ごす誕生日の夜に、勇気を出して彼をホテルへ誘ったのに・・。 (ページ 2)
「明日香ちゃん、もう赤くなってる。ちょっとキスしただけなのに。」
「もう!だって・・・仕方ないじゃない。私、ずっと黒沢さんにこうして欲しかったんだもん。」
「そりゃ、待たせて悪かったね。」
先程までの緊張した空気が一瞬緩んで、私達は軽口をたたき合いながら、ベッドにもぐりこみ、そっと口づけを交わした。シャワーで濡れた私の髪が、シーツに染みを作った。黒沢さんの手が、私の下腹部へと伸び、バスタオルをはぎ取る。
「あの・・・黒沢さん、私だけ、裸じゃ恥ずかしいんですけど。」
「じゃあ、明日香ちゃんが、脱がしてよ。」
「え!?」
「俺の裸、見たくないの?」
黒沢さんは、私の手をとり、自分の胸に触れさせた。シャツ越しに黒沢さんの心臓の鼓動が伝わってきた。
「黒沢さんも、ドキドキしてる?」
「・・・ばれたか?」
「なんか、可愛い・・・。」
私は黒沢さんのシャツのボタンを全て外して、露わになった胸元をペロッと舐めた。
「んっ・・・」
そして私が乳首を甘噛みすると、喘ぎ声を漏らした。
ベッドサイドの照明に照らされ、黒沢さんの肌はひときわ白く浮かび上がった。
「黒沢さんの肌・・・白くてキレイ。」
「俺は、少し浅黒い肌に憧れてたんだけどね。女の子って、その方が好きじゃないの?」
「私は、色白の男の人、好きだよ。」
「へぇ・・・珍しいね。会社の受付の女の子なんかは、日に焼けて浅黒い方が好きだって言ってるけどね・・・って、痛っ!明日香ちゃん、何するの!?」
黒沢さんの口から他の女性の話を聞いて嫉妬した私は、彼の脇腹をつねった。
「だって、他の女の子の話なんかするんだもんっ。」
「女の子って・・・。ただの会社の受付の人でしょ?」
「黒沢さんって・・・・全然女心分かってないんだね。」
「そ・・・俺、鈍感なの。だからちゃんと教えてよ。明日香ちゃんは、どこ触って欲しいの?」
「え?」
黒沢さんは、急に声のトーンを落とすと、私の耳元で囁いた。
「明日香ちゃんが、一番感じるところが知りたい。どこ?」
「私・・・」
「当ててみよっか・・・。ここでしょ?」
「あっ・・・・」
太ももに、黒沢さんの柔らかい唇が触れ、私の肌をなぞり上げていく。
その感触だけで、体の奥が熱く、湿っていくのがわかった。
「はあ・・んっ・・・」
「明日香ちゃんの肌、スベスベで気持ちいいな。」
「・・・ホントに?」
「俺の事、疑ってるの?じゃあ、お仕置きしちゃおうかな。」
「きゃ!!」
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