クリを電マで責められた後にクンニでイかされ続けて…4月1日の天邪鬼 (ページ 7)

ビクン、ビクンッ、と私の意に反して跳ね続けるカラダ。

しかし続けざまにくるであろう容赦無い律動に、かろうじて残っていた理性が最大級の警鐘を鳴らす。

が、予想に反して辰義は挿れた状態のまま動かない。

何かあったのだろうかと、ビクつくカラダを何とか抑えながら目線を辰義に向けてみれば。

「ほんっと、その顔…堪んない」

…その台詞、そっくりそのまま返してやりたい。

ひそめた眉にギラついた猛々しいまでの瞳。

それとは対象的な半開きながらも弧を描いた口元。

危ういまでのそのアンバランスさに、私の子宮が酷く疼く。

それに、その一瞬で気づいてしまった。

ギラつきを隠すことのない瞳の奥の奥。

蜂蜜のような、甘ったるくも幸福に満ち満ちた、彼の本心に。

もう、私の負けだった。

「辰義…も、う抜いて…奥、とか突かれて、も気持ち悪っ、いだけなんだから…!!」

絞りだすようにして声に出す。

と同時に、緩慢にだが自ら腰を振る。

「ほ、んと、辰義ッ、なんて、大っ嫌い…!」

一瞬、辰義は目を丸くした。

けれどすぐに意図を汲みとったのだろう。

私の両足をそれぞれの肩に乗せ、腰を両手で固定する。

そして、惚れ惚れするほどに綺麗な笑顔を浮かべて

「俺だって、大っ嫌いだ」

その台詞を最後に、私は上下もわからないほどに揺さぶられる。

私は彼に向かって両手を広げて燃えるように熱いカラダを抱きしめる。

そして互いに目を合わせながら、溺れそうになるほどの深いキスを交わす。

視界が次第に白く塗りつぶされ、大きな大きな波にのまれていく。

しかし不思議とそこには無理矢理感や恐怖感は一切なくて。

経験したことのないくらい、心地のいい絶頂を迎える―。

今日はエイプリールフール。

みんなみんな、バカになれ。

恥も

外聞も

プライドも

今日1日は投げ捨てろ。

全てイベントのせいにして本音をパートナーにぶつけてしまえ。

-FIN-

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