待ち焦がれた逢瀬で彼にひたすら求められ、苦しいほどの快感を与えられてなお渇望される (ページ 9)
強く抱きしめると、安心したのか、震えが少しずつおさまっていく。
肩にもたれている花菜の顔を覗きこむと、その表情にまたしても欲情してしまった。
うるんだ瞳、少し開いた唇…最高に綺麗で艶っぽいその表情はなんともいえなかった。
「花菜…」
名前を呼ぶと、花菜が顔をあげた。
その瞬間、瞳から涙がこぼれ落ちる。
「花菜…すごく綺麗だよ。もっと花菜が欲しい。俺に花菜をちょうだい」
花菜は優しく微笑んでくれた。
強く抱きしめながら、再び動き始める。
花菜の中は、とろとろに濡れていて、弾力があり、少し狭い。
ねじ込むように奥に入ると締めつけられ、浅く抜こうとすると絡みついて離さない。
その感触が気持ちよすぎて、擦る度にまた理性が飛びそうになる。
花菜の感じている声がすぐ耳元で響き、吐息が首筋にあたる。
あぁ…この状況さっきよりもヤバいよな…。
たまらなく欲情してしまう。
――――再び快感が押し寄せてきた。
今度は尚輝が強く抱きしめてくれているので、苦しさが少ない。
快感だけが体を通り抜けていく。
何度も中を擦られ、またイキそうになってしまう。
身をよじって腰を浮かそうとすると、尚輝がぐっと体を引き戻した。
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